Q & A (2回目)

厨川・水谷研究室・助教 嶋田です.

ここ仙台においては,最近はすっかり秋めいて,散弾のような蝉の声が哀愁誘う秋の虫の音になりつつあります.
(日中は工事関係の騒音が響いてかなわないのですが...)

 

本アクティビティで予想以上に反響があったのがオープンキャンパスで書いた Q & A コーナーです.
あの項目はすべて,オープンキャンパス中に実際に頂いた質問で,(1回受けたくらいで“よくある”のか!と言われると困りますが..)
割と学生の本当に知りたいことが書かれていたのではないかと思います.

 

前回の Q & A でも少しふれましたが,大学は教授・准教授をいわば社長とするコングロマリットのようなもので,
研究室ごとに独自の方針・雰囲気・文化を持っています.
白か黒かと迫られても,人それぞれの心のバイアスがかかるので,結局は混ざってみなければわからない部分も多いと思います.
というわけで,もう一回Q & Aです.主観で書いてますので,バイアスがバッチリかかっていますがご参考までに.

 

Q. 企業との共同研究は多いですか?

A. 共同研究が主体です.共同研究の良いところは,常に研究の出口を意識して研究できるところです.つまり,自分の研究成果が世の中のどのようなところで役に立つのかが明確なのでモチベーションが高まります.
逆に,学生にとって困るのは利益相反になると思います.例えばいざ論文を執筆した際に,肝心のデータを出せない場合などです.

 

Q. 研究は大変ですか?

A. 大変です.研究はだれもやったことのないことをやる訳ですから.それゆえ我々のアドバイスにしたがっても必ずしもうまくは行きません.でも未知に取り組んでこそ,“学生”であり,“生徒”と一線を画すことになります.ただ,本当にどうしてもうまくいかないときは方針について協議します.

 

Q. 飲み会とか,交流会は多いですか?

A. 研究室全体の規模の飲み会が月一回くらいです.ちなみに明日です.あとはバーベキュー,登山,芋煮があります.あと各年代での会や研究室をまたいだ交流会を企画して行います.やはり膝を交え,腹を割って話せる機会もそんなに多くないので重要です.お酒が苦手な人に無理強いはしませんし,社交性に不安がある人にも無理をしろとはいいませんが,こういう会には来ておいた方がいいです.

 

Q. ドクターってどうですか.

A. 取るのは難しいですが,給料が上がります.取れると多分尊敬されます.あと肩書きにPh.D. と書けるようになります.
実際,学生側から進学を躊躇する要因としては,(1)社会に出るのが遅れること,(2)それによる所得の問題,あと(3)結婚の問題だと思います.

(1)に関しては,逆にこちらとしては博士課程の学生は既に社会人という認識ですので,むしろ博士課程の学生にはそのようにふるまってもらいたいです.研究室内では他の学生の規範であってほしいです.またドクターは社交性に欠くなんて言われ方もよくしますが,それは個人の性格の問題です.

(2)に関しては,特別研究員というものになる,RAになる,奨学金を取るなどの方法によって解決することができます.他の学生が就職活動する間に研究員としての応募を行うということになるでしょう.

(3)は個人の問題ですので難しいです.留学生を中心に学生結婚の例も結構あります.ちなみに個人的にはドクターがあることによってモテたりモテなかったりということはないです.

 

ここの内容も,実際に質問されることのあるものです.参考にしてもらえれば幸いです.

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