卒業論文提出完了,そして,忘れ得ぬ日

2013.3.11

厨川研究室 嶋田です.

本日,卒業論文の提出が完了しました.

私にとっては教員として初めての年であり,大変なことも多かったですが,

前年の3倍くらいの経験値を稼げました.

非常に長かった1年も,これで一つの区切りです.

これも厨川先生や水谷先生,藤田さん,学生たちの支えがあったためだと感じております.

また他研究室の先生方や事務の方にもいろいろ良くしていただけたことにも感謝しております.

 

 

そして,今日で震災から2年となりました.

3月なのに朝から薄らと積もった雪の景色に,2年前のあの日がダブります.

 

本研究室の2年前のことを少しまとめます.

3/11:2年前のあの日は研究室の送別会が企画されており,避難した直後はその開催を気にするくらいの余裕がありました.

その時まさに,県内には地獄があったわけであり,そんなくだらないことを考えていたことにいまだに後悔しております.

その後,一時的に建物に戻り,貴重品だけ取って帰宅するよう指示.

この時研究室はセントラルヒーティングより水が逆流し,浸水が始まっていました.

3/12:ゼミを中止して復旧を行うとの連絡.ほどなくして不可能と判明.

3/14:初めての全体へのアナウンスがありました.当時D2の自分とM2の田中君が代理で出席.

卒業式が行われないこと,入学式を繰り下げること,学生は自宅待機することなどが説明される.

事態の深刻さを大学からも認識させられることになりました.

また同時期に精密工学会春季大会の中止が決定.

ここら辺から記憶があいまいですが,3/21くらいから研究室の復旧を開始.

汚泥を浴びた書類を乾かしたり,掃除したり.またワックス掛けを行ったりもしました.

また大型機械の復旧も開始され,3月内は復旧作業に追われました.

4/7:最大余震により本棚から物品が飛び出す.

ひもをかけていた棚は被害を免れていたので,紐かけの効果を目に見える形で知ることとなりました.

その後,機械の復旧を続けることとなります.

 

いまだに復旧しない機械もありますが,2年を経た今,概ね研究は復帰したと言える状態です.

それでも心には影を落としており,深く思い出そうとすると事実と感情が入り乱れて辛くなるのも確かです.

しかし,被災地を代表する大学として,これからこの地を牽引していけるよう努力してまいります.

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